あこがれの新築!木造住宅が多く選ばれるのはなぜ?

人生で大きな買い物ともいえる夢のマイホーム!

新築といえば木造住宅がなんとなく多い気がする、割とよく目にするかも、、、と思います。

今回はなぜ新築には木造住宅が多く選ばれいるのか、そのことについて詳しく説明していきます。

目 次

日本は木造住宅がほとんど
木造住宅のメリット・デメリット
まとめ【木造住宅には木を知る職人と地域の工務店!】

日本は木造住宅がほとんど

日本の戸建て住宅は全体の約8割を占めています。

なぜ木造住宅が多いのかというとまずは「風土・文化・歴史」が大きく関係していて、昔から木材が豊富にあり、

文明・文化の進歩により寺社仏閣が建てられ、それにより技術が向上し日本特有の高温多湿な気候に対応するため

木造住宅が日本のスタンダードになりました。

また、戦後の荒廃した国土の再生のなどの為、建築材として盛んに植栽(スギ、ヒノキ、マツ等)が行われました。

現在でも施工業者のほとんどが木造の業者であり、木造は自由設計度が高い、他の工法(軽量鉄骨造、鉄筋コンクリート造など)に比べて高価ではないということから木造住宅が多く選ばれている理由です。

 

木造住宅のメリット・デメリット

~メリット~

1.日本の風土に適している

まずは、日本の風土に適しています。高温多湿な気候が多いなか、木は通気性に優れているので蒸し暑さを和らげてくれます。湿度が高まると湿気を吸い、逆に空気が乾燥するとためた湿気をはきだす特性があります。また、木材は鉄やコンクリートに比べると断熱性が高いため外気の温度変化の影響を受けにくいという事があります。

2.建築コストが他の構造よりも安価

木材の種類により変動はありますが比較的、鉄骨造やコンクリート造に比べると建築コストが低くおさえられるところがあります。

3.在来工法では間取りの自由度が高い

木造住宅といっても主に木造軸組工法、ツーバイフォー工法(木造壁式工法)とあります。

そのなかの木造軸組工法では柱と梁で建築するため、空間の広さや形を自由に設計できるという点があります。

また、リフォーム時に間取りの変更を行うとき、家族構成の変更に合わせて増築や減築もしやすいというところも魅力的です。

4.木の癒し効果

木は癒し効果があります。木はフィトンヂットと呼ばれる物質を放っていて、それには人を癒す効果が研究によって認められています。

お仕事、学校から帰ってきたとき、リラックス効果のある家に帰ってこれると思うと、最高ですね。

~デメリット~

シロアリの被害を受けやすいです。木の内部がシロアリの巣として適した環境になっています。木の中に巣をつくるので木がスポンジのようにスカスカになってしまいます。そうなると建物は倒壊していまいますよね、、!シロアリは湿度を好むので湿気が多い夏から秋にかけては要注意です。

しかし、現代の木造住宅ではシロアリの被害を抑制するために、ベタ基礎がおおく採用されています。また、土台や柱にシロアリがこないようにするために薬品を塗布する防蟻処理をしています。

 

他には耐震性を保持するため、壁や柱が必要になるので大空間をつくることや、壁一面を窓にすることは難しいです。

また、木材にひとつといって全く同じものはないという事です。

自然の木は色合いや、年輪、節のでかたなど様々です。経年変化で新築の時と色味もかわっていきます。

それらを味と捉えられるかどうかです。

 

まとめ【木造住宅には木を知る職人と地域の工務店!】


いかがでしたでしょうか?

  • 日本の木造住宅には歴史・風土が関係していること、木が豊富にあり、木造を取り扱う業者も多いということ
  • 建築コストが他の構造よりも安く抑えられる、在来工法では間取りの自由度が高い、リラックス効果が期待できるというメリット
  • 木材はシロアリの巣になりやすい、大空間をつくるには不向きというデメリット

 

家づくりをとりまとめるのは工務店ですが、実際に家を建てるのは大工をはじめとする職人達です。

木造住宅には木を知る大工職人が要となります。適材適所に材木を選び、加工し、現場においてすべての職人を統率する役割をします。

最近はマニュアル化した家づくりが当たり前ですが、我々地域の工務店・大工職人はお客様に寄り添いながら唯一無二の家づくりを実現いたします^^