古民家の魅力とは?古民家を再生させる3つの方法を詳しく紹介

1-1.流行に流されない

最新の設備を備えた現代の住宅でも、年月を重ねれば時代遅れの建物とみなされることがあります。一方で古民家は、流行にとらわれない建築様式になっており流行に左右されることがありません。古民家のような古い建物には普遍的な美しさもあり、住む人の心に平安を与えるでしょう。

1-2.自然素材を使用している

古民家では自然素材を使用しており天然の温もりを感じられます。家の建築で必要な柱やハリなどはもともとの素材を加工せずに使用しているので、すべての古民家が唯一無二のデザインとなるのです。また、年月を重ねることで壁や柱に使用している木材に色味が加わり、モダンな美しい住宅へと変化します。 現代の住宅ではホルムアルデヒドや防腐剤といった化学薬品を使用しており、シックハウス症候群などの健康被害の問題を抱える方もいるでしょう。一方で、古民家で使用する素材はすべて天然のものなので安心して毎日を過ごせます。子どもたちの健康面においても、古民家はおすすめといえるでしょう。

2-1.寒さ対策が必要

古民家の多くは、高温多湿な気候でも快適に過ごすことを目的として建てられています。そのため、冬の寒さには弱く、暖房器具を設置するだけで快適に過ごすのは難しい場合もあります。 とくに以前の日本ではこたつや火鉢などによる暖房が主流であり、空間暖房は施されていませんでした。そのため、古民家に住む場合には十分な寒さ対策が必要です。

2-2.耐震性に問題がある場合も

古民家が建てられた時代にはコンクリートの技術が無かったため、基礎が弱い場合もあります。ただし、古民家は建物を地面に固定しない免震構造となっており、数々の大地震を乗り越えました。古民家には昔ながらの知恵が詰まっていますが、安心して過ごすためには耐震のための補強が必要になるでしょう。

3-1.古民家をリノベーションする

柱やハリといった建物の構造自体はそのままにして、浴室やキッチンなどの水回りや床部分をリノベーションします。一般的な住宅のリノベーションと同じように、損傷のある部分や生活において不便と感じる部分に手を加えるのです。 ただし、古民家をリノベーションする際には建物の雰囲気を残さなければなりません。最新の設備を設置するときには、古民家の良さが失われないかの確認が必要です。

3-2.古民家を解体する

古民家を一度解体して、柱やハリの強度を確かめてから建て直す方法です。無理に以前の素材を使うのではなく、使用可能な素材のみを用います。 建て直しをするときには、解体した場所に建て直す方法と別の場所に移動して立て直す方法の2種類があります。移動してから建て直しする場合には、古民家で使用していた素材を運ぶための運搬料が掛かるときもあるので注意しましょう。

3-3.古材をリサイクルする

3つ目の方法は古材のリサイクルで、古民家ではない一戸建てやマンションを古民家風にアレンジします。古民家でない建物がベースになるので、どこまで古民家風に近づけられるのかがカギですが、古民家で使用していた古材を使用するので趣のある住宅にリノベーションできるでしょう。また全体的なデザインを古民家風にすれば、古材に合わせやすくなるでしょう。